いよいよ12月になりますね。勉強漬けの日々に、気分転換をはかりながら残りの日々を頑張ってもらいたいと考えている保護者の方も多いと思います。時間もあまりないので、やれることも限られてきますよね。いろいろ試してきましたが、実はひょんなことからとても効果のあったこと(これは本当にあった体験談です)をお伝えしたいと思います。
受験ストレスの具体的な内容と影響
6年生になり、ここまでくるまでにもたくさんの不安や不満、日々の学校でのストレスや親とのやり取りの中でのストレス、また反抗期もあったりと成長していく中でのストレスもあります。それ以外にも、睡眠不足や思うように成績が上がらないなどの不安、ストレスからくる腹痛や下痢、頭痛なども重なっています。子供なので、案外大人から見てストレスを感じているように見えなくても、髪の毛を抜いていたり、常に反抗的な言い方をしたり、食欲がなかったりと、よく見てみると何らかのSOSのサインを出していることに気づくこともあると思います。私自身、長女の時は初めての中学受験ということで、かなり気持ちが不安になっていて子供にもよくなかったなと、終わってから思うことが多々ありました。親の精神状態が子供にとても関係あると言いますが、本当にそうだったなと思います。また、我が家は主人が受験に協力的ではなかったので、子供の受験の責任が、すべて私にかかっていると感じて苦しかったことを思い出します。本当に苦しかったので、次女の中学受験をどうしようかと悩んだほどです。それだけ、親子でストレスを溜めながらの受験を経験したので、次女の受験では色々見えてくることもありました。では、具体的に紹介していきます。
日常生活の中ででできること
お風呂でのリラックスタイムを意識する。本音を言えば、早くお風呂から上がってほしかったのですが、12月くらいから外も寒くなったというのもあり少し長く入るようになり、寝つきも良くなりました。また、勉強で遅くなった日でも寝る前に、5分でも好きなことをしていいようにしたら、急いで寝る前の暗記などをするようになりました。
好きな飲み物でリラックス。コーンポタージュやチョコレートミルク、紅茶など少し気分が上がるような飲み物を用意。
12月アドベントカレンダーで小さなお楽しみ。ちょうど受験の時期と世の中のお楽しみの時期が重なり、頭を悩ませる保護者の方も多いと思います。アドベントカレンダーで朝起きた時に「さあ!今日も頑張ろう」と前向きな気持ちになってもらいたいと思い用意しましたが、これは思った以上に喜んでくれました。
実は甘えたい。スキンシップを大切に。やらなくてはいけない勉強がたくさんあったり、暗記も、過去問も…と気持ちが焦り、ついつい子供の話をじっくり聞くことができなかったり、話しても結論を急いでしまったりしがちです。ある時、娘から「ちょっと、ママ黙ってしばらくぎゅっとして。私やる気が出るから」と言われました。何も特別のことをするのではなく、ぎゅっと抱きしめることが大切だと痛感しました。
12月にインフルエンザになり学んだこと
ちょうど第一志望の過去問を5年分くらい解いていた時のことです。入試最低点から10点くらい足りないことが続き、必死で苦手単元をつぶしていたある日、塾から何となく頭が痛いと言いながら帰ってきました。嫌な予感は当たり、インフルエンザでした。熱も40℃あり、まずはしっかり治すことだよねと、いったんは受験は置いといてたくさん寝て食べて…少し良くなっても、とにかく寝せました。多分、一日10時間以上眠り、5日目に久しぶりにお勉強を少しづつ再開しました。
なんと!今までどんなに頑張っても最低点にも入らなかった過去問が、10点プラスで合格圏内に入ることができました。それからは、50点プラス、70点プラスと合格が見えてきました。たくさん眠って疲れが取れたこと、勉強してたことが頭の中で整理されたことなど考えられる理由はいろいろありますが、睡眠をしっかりとるって大切なんだと痛感した出来事でした。頑張ってるのになかなか結果がついてこない方、睡眠不足を見直してみるのも一つの方法かなと思います。
親子で頑張れる貴重な体験でもある中学受験も、あと数か月で終わります。お父さん、お母さんはなかなか褒めてもらう機会はありませんが、子供は一緒に頑張ってくれた両親のことをちゃんと分かってくれています。頑張ってくださいね。
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