早いものであと半月で１２月ですね。中学受験に向かって、まだまだできることはありますが、一番パニックになるのもこの時期です。あれもこれもといろいろな問題集をやらせてみたり、苦手単元をやらせすぎて自信を無くしたりと良かれと思ってしたことが、子供にはマイナスになることもあったなと受験を終えて気づきました。反省も踏まえ、入試直前だからこそ、やって良かったことをまとめてみました。
１２月受けられる模試は受ける
12月の最後の模試は、弱点を知る最後のチャンスです。時間もなく、ましてや結果が良くないと落ち込んでしまいますが、12月だからこそ入試直前の出来ていないところをチェックできるんだと前向きにとらえ、模試結果を分析し苦手分野を早急に補強することができます。間違っても、模試の結果を怒ることはせず、苦手分野を克服しようと声をかけてあげてください。
過去問の取り組み方～直前
過去問も2度目、3度目という方もいることと思います。今までは、過去問に慣れる、傾向を知る、苦手単元を見つけ克服することが目的でしたが、これからは本番と同じ順番で、できたら本番と同じ時刻にやっていってください。そして解き終わったら、点数をつけどこに時間をかけすぎたか、簡単なミスはどうして起こったのかなどをじっくり話し、あと何点取れば合格できるのかを教科ごとに話し合い戦略を考えます。これをすることで、時間配分や無駄に解けない問題を追ってしまうなどということを防ぐことができます。まだ少し余裕のある12月だからこそできることだと思います。
また、保護者は受験校のウェブ申請の準備を始めるとよいと思います。事前登録や、申請用の写真の用意、入学金の締め切り日などを調べ直前で焦らないようスケジュールを立てておくとよいと思います。
塾や家庭教師を頼るのもよし
直前になっても、まだまだできない単元や毎回忘れる問題など頭を悩ませることだらけです。解決できない問題や疑問点は、どんどん塾や家庭教師の先生に質問したり、類似問題を用意してもらったりとできることはするべきです。また、この時期親には見せない不安や自信のなさを、案外先生に話していたりします。私の失敗談ですが、算数の苦手単元の克服に一生懸命になりすぎて毎日毎日できないところばかりをやっていたら、娘は自信を無くしてしまい塾の先生に入試が心配だと相談していたようです。直前の時期のやりすぎは逆に自信を無くしてしまい、出来る問題もできなくなってしまう…こわいことだと感じました。
どうしても後○○点足りない！最後まで一緒に伴奏してくれるプロの先生とやりたい！といろんな思いで家庭教師を頼む方もいらっしょると思います。我が家は、長女が6年生夏休み明けから塾と家庭教師で進めました。子供の勉強を見るだけでなく、親の精神状態（不安でいっぱいでした）も理解していただき、とても心強かったのを思い出します。受験が終わってしばらくたち、そのころ家庭教師の先生が娘のためにと選んでくださったテキストを見返してみると、そのころは見えなかった出来てなかった部分をしっかりフォローして頂いてたことに気づき改めて感謝したことを思い出します。しかし、次女の時は塾のみで進めました。子供にとって合うあわない、塾の状況などでも活用するべきかは変わってくるようです。
体調管理に気を付けましょう
十分な睡眠と、栄養バランスの良い食事を心がけ、ストレスをためないようにすることが大切です。追い込みの時期でもあり、睡眠時間が短くなるという声も聞きますが、凡ミスが増えたなとか何度やっても同じところを間違えると感じた時は、ゆっくり睡眠をとることをお勧めします。
最後に
あれもこれもと最後だからと詰め込むよりも、言いたいことはあってもできるんだとたくさん褒め自信をつけて本番に送り出してあげることが大切だったなと痛感しています。きっと、受験が終わったから言えることかもしれませんが、実はこれが一番大切だったと思います。頑張ってください！
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