はじめに
中学受験塾では、2月が新学期のスタートです。いよいよ受験本番を迎える新6年生の皆さん、そして保護者の皆様、おめでとうございます。しかし受験まであと1年というプレッシャーや、学習内容の不安、志望校選びの悩みなど様々な課題が山積している時期でもあります。
そこで今回は、2月からのスタートだからこそ大切なことを、成功体験を通して自信をつけるという視点から、新6年生に向けてご紹介します。
1.受験に向けた心構え
1-1. 目標設定
- まずは、具体的な目標を設定しましょう。
- 志望校だけでなく、日々の学習目標や、克服したい苦手分野も明確にすることで、モチベーションを維持することができます。
- 目標はお子さんと一緒に話し合い、無理のない範囲で設定することが大切です。
1-2. スケジュール管理
- 受験までの限られた時間を有効活用するために、綿密なスケジュールを立てましょう。
- 塾の授業、宿題、模試、過去問対策などやるべきことをリストアップし、優先順位をつけて1週間ごとのスケジュールに落とし込みます。
- スケジュールは、お子さんと一緒に作成し、定期的に見直すことが大切です。
1-3. 体調管理
- 受験本番に向けて、体調管理にも気を配りましょう。
- 睡眠時間を確保し、バランスの取れた食事を心がけ、適度な運動も取り入れるなど、規則正しい生活習慣を身に付けることが大切です。
- 体調を崩すと、学習効率が低下するだけでなく、精神的にも不安定になりがちです。
学力向上のための戦略
2-1. 基礎固め
- 応用問題に挑戦する前に、まずは基礎としっかりと固めましょう。
- 教科書や塾の教材を繰り返し復習し、基本的な知識や解解法確実に身に付けることが大切です。
- 基礎が固まっていれば、応用問題にもスムーズに取り組むことができます。
2-2. 苦手克服
- 苦手な分野があれば早めに克服しましょう。
- 先生に質問したり、塾の個別指導を活用したり、苦手な部分を早めに洗い出して集中的に学習することが大切です。
- 苦手分野を克服することで、自信を持つことができます。
2-3. 過去問対策
- 過去問は、志望校の出題傾向や難易度を把握するために、非常に重要な教材です。
- 過去問を解くことで、自分の実力や課題を客観的に把握することができます。
- 過去問を解いた後は、必ず答え合わせをし間違えた問題は徹底的に復讐することが大切です。できれば保護者の方が丸付けをしてみてください。問題の傾向や、お子さんの苦手分野などが分かり、受験対策ができます。
3.精神的なサポート
3-1. 親子のコミュニケーション
- 受験期間中は、お子さんと積極的にコミュニケーションを取りましょう。
- お子さんの悩みや不安を聞き、励ましたり、アドバイスを送ったするなど、精神的なサポートを惜しまないことが大切です。
- 些細なことでもよいので、毎日勉強以外の会話をする時間を作りましょう。
3-2. 適度な息抜き
- 受験勉強ばかりに集中するのではなく、適度な息抜きも大切です。
- 趣味を楽しんだり、友達と楽しんだり、心身ともにリフレッシュできる時間を取りましょう。
- 息抜きをすることで、学習効率を高めることができます。
3-3. 自己肯定感の向上
- 受験期間中は、どうしても結果に一喜一憂しがちですが、お子さんの努力や成長を認め褒めてあげることが大切です。
- 自己肯定感を高めることで、自信をもって受験に臨むことができます。
4.成功体験の積み重ね
4-1. 小さな目標達成
- 大きな目標を達成するためには、小さな目標を積み重ねることが大切です。
- 毎日、小さな目標を達成することで、達成感を得ることができます。
- 達成感を積み重ねることで、自信につながります。
4-2. 努力の可視化
- 努力は目に見えにくいものです
- お子さんの努力を可視化するために、学習時間や勉強した教科などを記録したり、テストの結果ををグラフにしたりするのも良いでしょう。
- 努力が目に見えることで、モチベーションを維持することができます。
4-3. 成功体験の共有
- 小さな成功体験でも、親子で共有し喜びあいましょう。
- 成功体験を共有することで、次への意欲につながります。
5.保護者の心構え
5-1. 過度な期待は禁物
- お子さんに過度な期待を抱かないようにしましょう。
- お子さんのペースに合わせて、無理のない範囲でサポートすることが大切です。
5-2. 比較はしない
- 他のお子さんと比較することはさけましょう。
- お子さん自身の成長に目を向け、褒めてあげることが大切です。
5-3. 焦らない
- 受験は長期戦です。
- 結果を焦らず、お子さんを信じて温かく見守りましょう。
最後に
中学受験は、親子にとって大きな挑戦ですが、目標に向かって努力することで、お子さんは大きく成長することができます。お子さんの成長を信じ、温かく見守りながら、一緒に中学受験を乗り越えていきましょう。
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