中学受験を目指して頑張っているお子さん。でも、模試の成績が伸びず、やる気を失ってしまうことはありませんか?「どうすればいいの?」と悩む親御さんも少なくありません。実は、ちょっとした工夫でお子さんのモチベーションを取り戻すことができるのです。本記事では、親が今すぐできる具体的な10の方法をご紹介します。
1. 「親子でできた!」を実感しよう
- 現状の把握: お子様の現在の学力、得意科目、苦手科目を客観的に把握しましょう。模試の結果や塾の先生との面談などを参考にすると良いでしょう。
- 具体的な目標設定: 志望校合格という大きな目標だけでなく、短期的な目標も設定しましょう。「次の模試で〇点以上取る」「苦手な算数の単元を克服する」など、具体的な目標を設定することで、お子様は達成感を感じやすくなります。ここで大切なのは、少し頑張れば達成できそうな目標設定をすることです。親は、ついつい思った以上に高い目標設定をしていることがあります。
- 目標の共有: お子様と一緒に目標を共有しましょう。目標達成の喜びを分かち合うことで、モチベーションを維持することができます。
2. 勉強方法を見直す
- 効率的な勉強方法: お子様に合った勉強方法を見つけましょう。塾の先生や家庭教師に相談するのも良いでしょう。また、「達成感が見える化できるカレンダー」を作成し、努力が見えてやる気も出ます。
- 苦手克服: 苦手な科目は早めに克服しましょう。苦手な部分を集中的に勉強したり、得意な人に教えてもらったりするのも効果的です。
- 休憩も大切: 集中力が続かない場合は、適度な休憩も必要です。休憩時間には、好きなことをしたり、体を動かしたりするのも良いでしょう。
3. 環境を変える
- 「集中力アップ!」お子さんが選ぶベストな勉強空間: 勉強に集中しやすい環境を作ることも大切です。静かな場所で、机の上には必要なものだけを置くようにしましょう。学年が上がると、子どもさんから「○○の方が集中できる」と言われます。任せてみることも大事です。
- 誘惑を排除: ゲームやスマホなど、勉強の邪魔になるものはできるだけ遠ざけましょう。どのような使い方をするのか、あらかじめ決まりを話し合っておきましょう。
- ご褒美を設定: 目標を達成したら、ご褒美を設定するのも効果的です。また、目標達成したら、約束はスピーディーに行いましょう。
4. 褒めて励ます
- 1日1回「今日できたこと」を言葉で伝えよう: 模試の成績が少し上がった、苦手な問題を解けるようになったなど、小さな成長も見逃さずに褒めてあげましょう。
- 努力を認める: 結果だけでなく、努力した過程も認めましょう。「一生懸命勉強したね」「頑張ったね」など、言葉で伝えることが大切です。
- 失敗を責めない: 失敗しても責めずに、次はどうすれば良いかを一緒に考えましょう。失敗は成長のチャンスです。
5. 親子で協力する
- コミュニケーション: お子様と積極的にコミュニケーションを取りましょう。悩みや不安を聞き出し、一緒に解決策を考えましょう。
- サポート体制: 受験勉強をサポートする体制を整えましょう。塾の送り迎え、食事の準備、体調管理など、できることは協力しましょう。
- 親子で「成長のプロセスを楽しもう」: お子様に過度な期待をせず、プレッシャーを与えないようにしましょう。
6. 塾を活用する
- 塾の先生との連携: 塾の先生と密に連携し、お子様の状況を共有しましょう。塾にはたくさんの資料がありますので、お子さまの苦手に対して、どのようにしたらよいのか、どのようなプリントが合っているのかきっとよい方法を提示してくれると思います。
- 質問をする: わからないことは積極的に質問しましょう。
- 自習室の活用: 塾の自習室を利用するのも良いでしょう。周りの生徒の頑張る姿を見ることで、モチベーションを維持できます。
7. 息抜きも大切
- リフレッシュの時間も学力アップにつながる: 受験勉強ばかりでなく、遊ぶ時間も作りましょう。友達と遊んだり、趣味を楽しんだりするのも良いでしょう。
- 運動をする: 適度な運動は、ストレス解消にもなります。
- 睡眠をしっかりとる: 睡眠不足は集中力低下の原因になります。十分な睡眠時間を確保しましょう。
8. 情報収集をする
- 受験情報を集める: 志望校の情報を集めたり、受験体験記を読んだりするのも良いでしょう。
- 体験談をシェアしあう仲間を作ろう: 他の受験生の親御さんと交流するのも良いでしょう。情報交換や悩み相談など、有益な情報が得られることがあります。
9. プロのサポートを受ける
- 家庭教師: 家庭教師にマンツーマンで指導してもらうのも効果的です。
- 専門家に相談することで親の不安も軽くなる:専門家に相談すると、親御さんの気持ちも落ち着いて良いでしょう。
- カウンセラー: 精神的なサポートが必要な場合は、カウンセラーに相談するのも良いでしょう。
10. 長期的な視点を持つ
- お子さんのペースを尊重し、ともに歩もう: 受験勉強は長期戦です。焦らず、コツコツと努力を続けましょう。
- 成長を信じる: お子様の成長を信じましょう。
- 楽しむ: 受験勉強を楽しむことも大切です。
11. どん底から這い上がった! 中学受験ママと息子の場合
我が家の息子は、小学4年生から中学受験の勉強を始めました。塾に通い,模試の成績はなかなか伸びず、志望校のレベルには程遠い状況でした。特に算数が苦手で、応用問題になると全く歯が立たない状態でした。
私は、息子に「もっと頑張りなさい」「どうしてできないの」と叱咤激励するばかりでした。しかし、息子の成績は変わらず‥
そんなある日、私は同じ中学受験を経験した先輩ママから、ある言葉をかけられました。「中学受験は、親子のマラソンだよ。ゴールまで一緒に走り続けることが大切なんだ」と。
その言葉を聞いた時、私はハッとしました。私は、息子と一緒にゴールを目指すのではなく、息子を無理やり引っ張ろうとしていたのです。
私は、まず息子の気持ちに寄り添うことから始めました。「算数が苦手なんだね」「難しい問題に挑戦するのは大変だね」と、息子の気持ちを受け止めました。そして、「一緒に頑張ろう」「できることを少しずつ増やしていこう」と、励ましました。
また、塾の先生と連携し、息子の苦手な部分を分析しました。そして、息子に合った勉強方法を提案してもらいました。家庭学習では、基礎問題を繰り返し解き、進めました。
私が息子の気持ちに寄り添い、サポートするようになってから、息子の表情が変わりました。以前は暗かった顔が、 勉強にも意欲的に取り組み始め、苦手だった算数も少しずつ克服していきました。
そして、小学6年生の夏、息子の成績がグンと伸びました。模試の成績が上がり、志望校のレベルに近づいてきたのです。
そして、ついに中学受験当日。息子は、最後まで諦めずに問題に取り組みました。そして、合格発表の日。息子は、見事志望校に合格しました!
12. もう一つの体験談:〇〇さんの場合
〇〇さんは、小学5年生の時に中学受験を決意しました。しかし、塾に通い始めたものの、なかなか成績が伸びず、特に国語が苦手でした。文章読解が苦手で、記述問題も書けませんでした。
お母様は、〇〇さんと一緒に塾の先生に相談しました。先生は、〇〇君の弱点を分析し、以下のようなアドバイスをしました。
- 文章読解: 様々なジャンルの文章を読む練習をする。
- 記述問題: 記述問題の書き方の練習をする。
- 語彙力: 毎日少しずつ語彙を増やす。
〇〇さんは、先生のアドバイスを実践しました。毎日、色々なジャンルの文章を読み、記述問題の書き方を練習しました。また、毎日10個ずつ新しい言葉を覚えました。
すると、〇〇さんの国語の成績が伸び始めました。文章読解がスムーズにできるようになり、記述問題も書けるようになりました。そして、中学受験当日。〇〇さんは、国語で高得点を取ることができ、志望校に合格しました。

我が家のように、悩んでいる親御さんも多いと思います。お子さんの状況に合わせたアドバイスが必要なら、ぜひ一度ご相談ください。一緒に「お子さんの出来た」を増やしていきましょう。
これらの体験談が、今中学受験で悩んでいる親御さんの参考になれば幸いです。
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