はじめに
6年生の算数は、中学受験の合否を大きく左右する重要な時期です。私自身の中学受験経験や、実際にお子様をサポートした経験から、特に、「四谷大塚予習シリーズ」における高度な問題設定は、多くのお子様がつまずきやすいポイントとなっていることを実感しています。この記事では、実践的な攻略とともに、私が実際に体験した克服事例も交えながら、各単元のポイントを詳しく解説します。ぜひご家庭での学習サポートにお役立ていただき、もしお子様の個別の悩みがあれば、私たちのアドバイスサービスをご活用ください。

1. 速さ(旅人算・ダイヤグラム)
つまづきポイント
「速さ」「時間」「距離」の関係があいまいで公式が定着しにくい
単位換算(分速・時速・秒速)の混乱
複雑な状況設定(出会い・追いかけ・往復)やダイヤグラムの読み取りの難しさ
攻略法
- 基本の徹底: まずは、「速さ=道のり÷時間」「距離」の意味を、実際の体験(歩く、走る、車や自転車の例)を交えて理解させましょう
- 図解の活用: 線分図やダイヤグラムを描いて、状況を視覚化する練習を重ねます。グラフに色ペンで線を引くなど、情報を視覚的に整理する工夫が効果的です。
- 場合分けの練習: 旅人算では、「出会い」「追いかけ」「往復」など、様々な状況設定があります。それぞれのパターンに応じた解法を習得しましょう。
- ダイヤグラムの読み取り: ダイヤグラムは、グラフから情報を読み取る練習が重要です。時間の経過に伴う距離の変化を正確に捉えましょう。
克服体験談
- 我が家では、旅人算で苦戦していた娘と、実際に「向かい合って歩く「追いかける」体験を通じて速さの感覚を体得させました。
- ダイヤグラムの問題では、グラフに色ペンで線を引いたり、情報を書き込んだりすることで、視覚的な整理ができるようになり、苦手意識を克服できました。
2. 図形(立体図形・相似)
つまづきポイント

立体図形の性質や、切断後のイメージがつかみにくい
相似問題で、共通する角度や辺の比の発見が難しい
複雑な問題で補助線の使い方に悩む
攻略法
- 基本図形の理解: 立方体や直方体、円柱、円錐など、基本的な立体図形の性質や特徴をしっかり整理しましょう。
- 展開図・補助線の活用: 切断や展開の問題では、実際に図を描き補助線を加えて整理することで解法が見えてきます。
- 相似の視覚化: 拡大・縮小コピーや、図形を重ね合わせることで、相似関係を視覚的に把握する練習を取り入れましょう。
克服体験談
- 立体図形が苦手だった娘には、積み木や粘土を使って、実際に立体図形を作らせてみました。実際に手を動かすことで、立体図形のイメージが飛躍的に向上しました。
- 相似問題では、図形を実際に重ね合わせるなどして、自然と比率や角度の共通点に気づく方法が有効でした。
3. 場合の数(順列・組み合わせ)
つまづきポイント
理論的思考力が要求され、数え忘れや重複を防ぐのが難しい
公式を丸暗記するだけでは理解が浅い
問題文の条件整理が不十分で、場合分けが上手くできない
攻略法
- 樹形図の活用: 具体例を使い、実際にカードやさいころを用いて樹形図を描くことで、場合の数を視覚的に整理しましょう。
- 公式の理解: 順列や組み合わせの公式はを、実際の問題の導出過程を通じて意味を理解させることが大切です。
- 条件整理: 問題文の条件を正確に把握し、場合分けを行う練習をしましょう。
- 余事象の活用: 直接数え上げるのが難しい場合は、余事象(全体から除外する)を考えると、計算が楽になることがあります。
克服体験談
- 場合の数の問題では、実際にカードやサイコロを使って、様々な組み合わせを試してみました。手を動かすことで、場合の数の感覚が掴めたようです。
- 順列・組み合わせの問題では、公式の導出過程を丁寧に説明することで、娘も公式を理解しやすくなり、苦手意識を克服しました。
4. 規則性
つまづきポイント
数列や規則性を見つけ出すまでに、試行錯誤が必要
パターン認識が不十分で、どの法則が働いているのか見極めるのが難しい
攻略法
- 具体例・表・グラフの活用: 数列の変化を具体的な数字や図に書き出し、表やグラフで整理することで、規則性を見つけやすくなります。
- 周期性の発見: 同じパターンが繰り返される周期性に注目しn番目の数を求める式を自分で立てる練習を重ねましょう。
克服体験談
- 規則性の問題では、子どもと一緒に数字や図を書き出し、表にまとめる方法を取り入れました。試行錯誤する中で、根気強く考える力がついたようです。
- 数列の問題では、グラフ化することで、視覚的に規則性が把握でき、子供自身が「なるほど」と納得する瞬間を何度も見ることができました。

最後に
6年生の算数は、中学受験に直結する重要な単元です。この記事で紹介した各攻略法を実践しながら、お子様に合わせた方法を親子で考えてみてください。
保護者の皆様
お子様の学習状況は一人ひとり異なり、悩みやつまずきもさまざまです。もし、どこから手を付ければよいか迷ったり、個別のアドバイスが必要な場合は、どうぞ一人で悩まずにご相談ください。
コメント