こんにちは。中学受験を見守るすべての保護者の方へ。
6月の模試、結果はいかがでしたか?
「今まで順調だったのに、今回だけガクッと下がってしまった」
「子どもが落ち込んで何も話してくれない…」
そんな声をこの時期よく耳にします。
でも、安心してください。6月の模試で成績が下がるのは、実はよくあること。
むしろ、“ここから伸びる子”に共通する一つのサインとも言えるのです。
この記事では、落ち込む前にぜひ知ってほしい5つの視点をご紹介します。
読み終える頃には、きっとお子さんへの声かけや、これからの学習の見方が変わってくるはずです。

1. 成績が下がったのは「成長の途中」にあるからかもしれない
6月の模試は、問題のレベルが一段階アップします。
単なる暗記だけでなく、思考力・読解力を問う「本番仕様」の問題が増えるのが特徴です。
つまり、ここで点数が伸び悩むのは当たり前。
むしろ“思考する力”を育てている最中だからこそ、今は成果として表れにくいだけなのです。
🌱 親が見るべきは「今できること」より「これから伸びる力」
焦らず、今のつまずきを「伸びしろ」として見てあげましょう。
2. 模試は「合否の判定」ではなく「課題発見のチャンス」
6月模試を見て「まだ合格ラインに届いていない」と不安になる方も多いですが、受験本番はまだ半年以上先。
今の模試はあくまで「現在地の確認」ツールです。
むしろ本当に大切なのは、
- どこでつまずいたか
- なぜ間違えたか
を知ること。これが、夏以降の学習を飛躍させるためのヒントになります。
💡 合格者の多くも、夏前には一度スランプを経験しています。
今の結果に一喜一憂せず、冷静に“分析”の目をもって模試と向き合いましょう。
3. 子どもの気持ちを救うのは「親の一言」
成績が下がったとき、子どもは内心とても不安です。
だからこそ、親の声かけには大きな意味があります。
❌NGな声かけ
- 「なんでこんなに下がったの?」
- 「ちゃんとやってたの?」
これは子どもをさらに追い詰めてしまいます。
✅おすすめの声かけ
- 「どうだった?」
- 「どこが難しかった?」
- 「今回はどこをもっと伸ばせばよさそうかな?」
📣 感情よりも、事実にフォーカスした対話を。
点数ではなく、頑張りや取り組み方に注目してあげると、子どもは安心し、前向きになれます。
4. 結果は「原因分析」で意味が出る!復習はこの3ステップで
模試の後こそ、成績を“材料”にする絶好のタイミングです。
模試の復習3ステップ
- どの単元で失点したかチェック
→ 単元別に見れば、強みと弱みが見えてきます。 - ミスの理由を分類(ケアレス?理解不足?)
→ 単なる見落としなのか、根本理解の不足なのかで、対策は変わります。 - 「やり直しノート」で改善策を見える化
→ 間違えた問題をノートにまとめ、再チャレンジ。弱点克服への第一歩です。
📝 模試の復習は“点数アップ”に直結する、一番効率的な学習です。
5. 今こそ、親子で「次の目標」を立てよう
点数が下がったときこそ、未来に向けた行動が大切です。
次の模試に向けて、具体的な小さな目標を一緒に立ててみましょう。
たとえば、
- 漢字を1日10分だけ復習する
- 社会の苦手単元を3日で1テーマずつ進める
- 間違えた問題を毎週末にやり直す習慣を作る
🎯 目標があると、子どもは前向きになれます。
一緒に考えた目標は、次の成長への“小さな約束”です。
【まとめ】6月模試は“通過点”。今できることを一歩ずつ
中学受験は、長くて険しい道のり。
でも、その途中でつまずいたり、後戻りしたりするのは、実はよくあることです。
大切なのは、「下がったこと」に落ち込むのではなく、
「ここからどう立て直すか」に目を向けること。
📌 親が冷静に支えてあげることで、子どもは自信を取り戻し、また前に進めます。
6月は、夏への助走期間。焦らず、できることを一つずつ積み上げていきましょう。
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